2 妖精譚や怪談話を話してくれた乳母キャサリン
3 母に代わって厳格なカトリックの教えで育てた大叔母サラ
4 大叔母の家で「顔なしお化け」となって現れたジェーン
5 黒人の血を引き異界の語りができた最初の結婚相手マティ
https://fujinkoron.jp/articles/-/18926
〈そしてもうひとつ彼の人生に大きな影響を与えたのが、16歳での左目の失明である。
さらに大叔母が破産し、17歳で学校を退学することになった八雲は、19歳の時に移民船に乗り、単身アメリカに渡る。そこで厳しい生活を余儀なくされたが、紆余曲折の末、24歳の時、オハイオ州シンシナティで事件記者として才能が開花し、名声が高まっていった。
そんな頃、彼は異界の語りができる女性と恋に落ち結婚。その関係も3年で終止符が打たれるのだが、彼女が語った社会の底辺の人々の暮らしや、奴隷たちの怨念(おんねん)がこもった幽霊譚は、彼の心に影響を与えたという。
このことをきっかけに、白人社会への違和感を強くし、一方で、さまざまな文化が混ざり合うことの豊かさを知り、偏見なく異文化を受け入れていくという、彼のスタイルが作られるようになる。〉
〈(小泉八雲記念館)同館学芸企画ディレクターの小泉祥子さんに話を聞くと、「西洋人と言っても八雲は背が小さく、左目も失明していて、自身にコンプレックスを抱いていました。また当時のアメリカにおいてアイルランド移民はマイノリティであり、八雲はアイルランド人であることを隠していたようです」
と、思いもよらない答えが返ってきた。〉
6 カリブ・マルティニークで伝説を語ってくれたお手伝いシリリア
https://fujinkoron.jp/articles/-/18926
〈強い白人男性優位主義とも取れる厳格なキリスト教世界よりも、移り住んだルイジアナ州ニューオーリンズやカリブ海のマルティニーク島の、おおらかで多様な文化や民間信仰を目の当たりにして、より異文化へと心が向いていったのかもしれない。〉
🔊ラフカディオ・ハーン「亡霊」平川祐弘訳、平川祐弘編『クレオール物語』講談社学術文庫 1991
〈このすばらしいマルティニークは、魑魅魍魎(ちみもうりょう)が住む島でもある。ほとんどあらゆる農園にその農園固有の霊が住んでおり、お化けが住んでいる。そのある者は、最初誰かの空想でそのお化けが生れたその土地以外では全然知られていないが、別のある者は、民謡や民話の種となって、住民たち全員の想像世界のものとなっている。どの岬や頂にも、海岸ぞいのどの村や谷間にも、その土地特有の民間伝承があり、口碑(こうひ)がある。〉
7 日本の怪談で深く結びついた妻セツ
1904(明治37)年4月2日 『怪談』(怪奇文学作品集)出版
9月26日 54歳 心臓発作で死去
〈私が昔話をヘルンに致します時には、いつも始めにその話の筋を大体申します。面白いとなると、その筋を書いて置きます。それから委しく話せと申します。それから幾度となく話させます。私が本を見ながら話しますと『本を見る、いけません。ただあなたの話、あなたの言葉、あなたの考でなければ、いけません』と申します故、自分の物にしてしまっていなければなりませんから、夢にまで見るようになって参りました。
8 ハーンの作品世界―「水飴を買う女」「雪女」
🔊ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)「鳥取の布団の話」セツの語り聞かせ風再話
https://youtu.be/lb8xsBkUdMY?si=JYbBSKcw5WdDaT99





