テレビドラマ「帰郷」(2011年放送)は、行徳在住の脚本家・久松真一さんが、行徳の医院を舞台に中台神輿店なども題材に書き上げたテレビドラマです。
2020年12月と2021年1月に、再放送されました。
CS放送、TBSチャンネル
2020年12月27日(日) 13:00~15:00 2021年1月15日(金) 23:00~25:00
ドラマ特別企画『帰郷』
脚本 久松真一
出演 渡哲也 渡瀬恒彦 富司純子、古手川祐子、内田有紀、徳重聡、
金児憲史、美保純、寺田農、大竹しのぶ、柄本明ほか
渡哲也さんと渡瀬恒彦さんの兄弟共演も話題となりましたが、市川がただのロケ地でなく、行徳神輿にスポットを当てられた点でも市川愛の感じられる作品でした。
市川でのロケも行われたので、エキストラとして参加した市民も多いのではないでしょうか。
再放送されることで、市川への注目が集まるといいですね。
憎しみと悲しみで埋められた兄弟の22年間の確執と葛藤を描く。渡哲也、渡瀬恒彦、W主演。40年ぶりの兄弟共演。実の兄弟である二人が兄弟を演じるという点に注目!
【ストーリー】
街にイルミネーションが輝き、クリスマスソングが流れる頃、あと一週間ほどで2011年も終わりを告げようとしている。江戸川沿いにある下町情緒あふれる街。親子二代に渡って続く神尾病院では、院長・神尾龍太郎(渡哲也)が街の人々を診察している。幼馴染で中台神輿の親方・中台寛治(柄本明)も常連患者のひとり。いつものようにかみ合わないながらも楽しげに会話がはずんで…のはずが、この日は中台の話が全く耳に入っていない様子の龍太郎。実は妻・千春(富司純子)の言葉が龍太郎の脳裏に浮かんでいた。「娘の珠美(内田有紀)が結婚したい相手を連れて来る」と言うのだ。愛娘・珠美が…と驚く一方で、複雑な思いの龍太郎。結婚を望む珠美の姿と、弟の亡き娘・真理の姿が重なってイメージされる。しかし龍太郎の心中穏やかでない状況は、珠美の結婚問題だけで終わらなかった…。
その日の夕方、羽田空港に一人の男が降り立った。神尾真次郎(渡瀬恒彦)、龍太郎の弟だ。彼もまた兄・龍太郎と同じ医師である。21年前に故郷を捨てた男は、懐かしい光景に圧倒されつつも、強い意志をみなぎらせていた。真次郎にはどうしても為さねばならない目的があったのだ。
龍太郎が真次郎の帰郷を知ったのは、その数日後だった。真次郎は実家へは戻らず、亡くなった妻の妹・あさみ(大竹しのぶ)の元に居た。真次郎は21年前、妻も娘も失っていた。「なぜ真次郎は実家へ戻らない?やはりあいつは…」と疑念を抱く龍太郎。実は、兄弟には21年もの長い確執があった。兄弟を隔てている確執とは何か?弟・真次郎が為さねばならない目的とは何か?龍太郎に、娘・珠美の結婚と真次郎の帰郷をきっかけに、忘れることの出来なかった21年前の過去が甦る…。
番組基本情報
制作年 : 2011年
全話数 : 1話
制作 : ニューウェーブ/TBS
プロデューサー : 小椋正樹
ディレクター・監督 : 村田忍
脚本 : 久松真一
こうした市川の文化人が、市川の作品を制作していることを伝え、応援していくことも、発見伝の役割の一つと考えています。