2021年は丑年。 牛にちなんだ市川の民話と、八幡4丁目の十二社神社境内の撫で牛を紹介します。
市川にも、キツネが牛に化けて結婚式の折りづめをだまし取った民話が、稲荷木から行徳にかけての話として伝わっています。
明治時代は、まだ江戸川放水路がなく、稲荷木から行徳は、地続きだったころのお話です。
昨年は行徳橋も架け替えられました。
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むかしは、行徳には、明治の初年頃、狸や狐が住みついていました。
ある時、おじいさんは、結婚式の帰り、おそくなり、稲荷木の辺りを一人で歩いていると、小さな石橋があり、その橋の上に、大きな牛が横に寝ていました。
おじいさんは、シッシッと言っておっぱしろうとしましたが牛はどかんと坐ったまま、起き上がりません。
これでは、この道の先へ行くこともできず、困ったものだと考えました。
道ばたに石ころがあったので、おみやげの折りづめを道ばたにおき大きな牛に石をなげつけました。二つ三つとなげつけました。
「ああ、よかった。これで橋が渡れる」と、思ったら、道ばたにおいたはずの折りづめがなくなっていました。
孫にいただいてきたおみやげにまでとられ、道中は、くやしくてたまりませんでした。
『市川の伝承民話』(市川市教育委員会)より
八幡4丁目の十二社神社境内社・天満宮の撫で牛
牛は菅原道真(天神)の神使とされています。
これは、道真の生年が丑年だったこと、逝去の日が丑の日だったこと、遺体を曳いた牛が臥して動かなくなった場所を墓所と決めたこと、などのいわれが伝えられています。
撫でるとご利益があるとされています。
詳しくは『みどりのふぉーらむ』の解説文(画像)をお読みください。
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000180115
また、大野町4丁目の礼林寺には、牛頭天王(ごずてんのう)という、下の病や子宝にご利益のある仏様が祀られています。
コロナで遠くに初詣に行けない代わりに、市川の寺社にお参りして、平穏な一年を祈願しながら、新たないちかわを「発見」してみてはいかがでしょうか。



