メンバーのShun Shiraiさんによる「市川市の紅葉スポット紹介」の連載です。紅葉散策のご参考にどうぞ。※写真は全て過去撮影
13 葛飾八幡宮② 千本公孫樹
14 大町公園③ もみじ谷&長田谷津
18回に渡ってお届けした市川市の紅葉スポット紹介、何とか最後まで完走できました。
それでも紹介しきれないほど市川市には身近な紅葉スポットがたくさんあります。
12月に入りましたが、じゅん菜池、大町公園、里見公園などまだまだま紅葉な楽しめそうなスポットもたくさんありますので、これまでの紅葉スポット紹介も参考に市川の紅葉を楽しんでいただけたら幸いです。
市川市動植物園では11月から12月にかけて園内のあちこちで紅葉が楽しめますが、中でも紅葉&レッサーパンダという珍しいコラボに出会えるのが動植物園ならではの魅力です。
レッサーパンダ1号舎(入場ゲートを入って正面)は園庭にモミジが数本植えてあり、例年11月中~下旬には素敵な紅葉に包まれます。
レッサーパンダたちは紅葉の中をぐるぐるお散歩したり、枝の上で寝そべったり・・・可愛らしいシャッターチャンスの連続!!
紅葉とレッサーパンダの素敵なコラボが撮れる動物園は全国的にもかなり貴重なのでは!?
そのレッサーパンダ1号舎には、昨年はミルク&ココアの双子とお母さんの優花(ユーファ)が入居してましたが、今はナミ、ソラ親子が入居中のようです。
紅葉の色づきはだいぶ進んでいて、ちょうど今週末の三連休あたりが見頃になるのではと思います。
また、入園ゲートを入ってすぐ右の広場の紅葉も素敵です。こちらは色づきが遅めで、例年12月上旬あたりが見頃です。
なお、動植物園では新型コロナウイルスの感染予防のため当面の間、パクパクタイム、モルモットきゃらばん、握手カワウソなどのイベントは中止となっています。
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市川市動植物園公式Webサイト
毎年もみじ山は紅葉シーズン限定で開放され、2020年もあさって11月21日(土)から12月6日(日)まで開放される予定です(開園時間は9時~17時)。
第2回で紹介した同じ大町公園のせせらぎ園と比べ、もみじ山は見頃の時期が1週間以上遅めで、例年11月下旬から12月上旬あたりが見頃となります。
最近は12月に入らないと見頃にならない年も多く、今週末はまだあまり紅葉してないかもしれませんが、北側の池へ下りる階段手前の広場にあるモミジ数本は周囲よりだいぶ色づきが早いので、そろそろ見頃になっているかもしれません。
また、もみじ山北側の階段を下りて自然観察園(長田谷津)へ向かうところにある通称三角池のまわりの紅葉は、風が穏やかな日には水面に紅葉が映る「逆さ紅葉」が綺麗です。
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市川市動植物園・もみじ山開門
おとといの昼葛飾八幡宮のイチョウを撮りに行ったついでに行ってみたら見頃になってきてたので、今回は過去の写真ではなく今年撮ったばかりの写真でお届けします。
神明寺は京成線の鬼越駅近く・神明社から線路を挟んですぐ南にひっそりと佇む真言宗の古刹で、境内には「小栗判官馬つなぎの銀杏」と呼ばれる推定樹齢七百数十年のイチョウの銘木があります。
木の下には、「鎌倉時代、小栗判官が持仏不動尊をお堂に安置する為に愛馬“鬼鹿毛”をつないだいちょうの木 ~市川のむかし話より~」と書かれた説明板があります。
また、神明寺の縁起には「鎌倉時代、幕府の政争に敗れた小栗判官が追手を逃れ、愛馬の鬼鹿毛(おにかげ)に跨り、相模国から下総国葛飾まで来た。底なし沼に直面するが無事に難を振り払い、持仏不動尊をお堂に安置した」と伝わっているそうで、神明寺が各地に伝わる小栗判官伝説の地の一つだったことが伺えます。
近くの船橋市には小栗原という地名も残っていて、小栗判官が難儀した底なし沼があったのが小栗原周辺だったのではないかとも言われています。
とにかく、鎌倉時代にはもう馬をつなぐほどの大きなイチョウだったわけで、実際の樹齢は700年どころではないのかもしれません。
このイチョウは葛飾八幡宮参道のイチョウと見頃の時期が近く、例年11月上旬から中旬にかけて見頃になりますが、今年はちょっと色づきが遅めで、写真の通りおとといの時点でやっと見頃になってきました。
今週末から来週にかけて由緒ある銘木の黄葉が楽しめると思います。
神明寺は京成鬼越駅東の踏切すぐ南側にあり、中山法華経寺~葛飾八幡宮のほぼ中間にあたるので、中山~鬼越~八幡界隈と紅葉散歩を楽しむこともできますよ。
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神明社と小栗判官ゆかりの鬼越山神明寺(中山・下総・散歩道)
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千本公孫樹は推定樹齢1200年超、樹高約23メートル、幹囲約10メートルという全国でも指折りのイチョウの巨木で、国の天然記念物にも指定されています。
今なお樹勢は旺盛で毎年幹が見えなくなるほどの葉が繁り、晩秋には巨木全体が見事な黄金色に染まります。
昨年・一昨年は台風や塩害の影響で黄葉の前に葉や枝ががかなり落ちてましたが、2020年はたいぶ葉が戻ってきている感じです。
その千本公孫樹をライトアップする恒例の「煌 kirameki 2020」が、2020も11月28日(土)・29日(日)の2日間、18時~20時に開催されます。
コロナ対策のため特設ステージは設置しないなど規模を縮小しての開催となりますが、今年もライトアップが見られるのは嬉しいですね。
なお、「煌 kirameki 2020」の公式カメラマンを僭越ながら私が務めさせていただくことになりました!
会場で見かけたら声をかけてくださいね。
例年、千本公孫樹の黄葉は参道のイチョウ並木より1週間以上遅く、11月下旬~12月上旬あたりが見頃です。
今年もまだ色づき始めたところで見頃まではもう少し時間がかかりそう・・・ライトアップには間に合うといいですね。
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葛飾八幡宮 公式Webサイト
🔊https://www.katsushikahachimangu.com/
「煌kirameki2020」(市川市観光協会)
もみじ谷は、動植物園の入口横から自然観察園・バラ園手前の池につながる道沿いにモミジがたくさん並ぶ谷間で、特にこのエリアの呼び名がないみたいなので、「もみじ山」と対比して勝手にそう呼ばせていただいてます。
大町公園の紅葉スポット紹介は、すでに第2回でせせらぎ園、第11回で11もみじ山をお届けしていますが、もみじ谷は見頃が一番遅く、11月末~12月上旬(年によっては中旬まで)にかけてが例年の見頃です。
先週末には色づき始めていたので、2020年も今週末あたりから見頃になると思います。
特にせせらぎ園とはバラ園手前の池をはさんですぐ隣の位置ですが、すでに見頃のピークを過ぎつつあるせせらぎ園に対してもみじ谷はまだ色づき始め…隣り合っているのにこれだけ見頃の時期がずれるなんてちょっと不思議ですね。
もみじ谷は東西に伸びる谷間で、昼間には南側の斜面上から谷底へ向かって陽光が射し込み、光と影が交錯するステンドグラスのような紅葉も楽しめるのが魅力です。
なので、見に行くなら晴れの日の正午前後が一番のおすすめですが、夕暮れ時の薄暗い中でほんのり輝く紅葉も幻想的です。
そして、このもみじ谷を抜けてバラ園手前の池に出ると、北へ向けて伸びている大きな谷間が長田谷津で、こちらはもみじが点々と混じる里山の紅葉が楽しめます。
見頃はもみじ谷とほぼ同じで、例年だと11月下旬~12月上旬ぐらいです。
風の穏やかな日には、バラ園手前の池に長田谷津を囲む雑木林の紅葉が映り込む逆さ紅葉も楽しめます。
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市川市動植物園公式Webサイト・大町公園周辺地図
じゅん菜池緑地内北側の奥にあるもみじのトンネルは第7回で紹介しましたが、少し遅れて色づく池のまわりの紅葉もまた素敵です。
池のほとりのあちこちにモミジがあるほか、例年12月に入る頃には池を囲む雑木林も紅葉し、風の穏やかな日には水面に鏡のように映り込む逆さ紅葉も楽しめます。
また、池の手前(南側)にある茶室~せせらぎ沿いのモミジも綺麗です。
例年の見頃は池のほとりのモミジが11月下旬~12月上旬(数本それより早く色づく木があります)、雑木林の紅葉が12月上旬~中旬ぐらいです。
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じゅん菜池緑地のアクセス等の情報はこちら
国府台緑地は宅地化が進んだ市川市の北西部に保全された貴重な緑地で、5ヘクタール以上ある広大な森は起伏に富み、昔ながらの里山の雰囲気がそのまま残されています。
緑地への入口はいくつもありますが、県道市川・松戸線側の入口(回向院別院、国府台小近く)付近のモミジが鮮やかに紅葉するので、紅葉シーズンは県道側から入るのがおすすめです。
例年の見頃は11月下旬~12月上旬で、今年もそろそろ見頃が始まっているかもしれません。
国府台緑地は、江戸川河川敷や真間山弘法寺から里見公園、じゅん菜池、小塚山公園、堀之内貝塚公園などを結ぶ「水と緑の回廊」という散策コースの一部にもなっていて、前回紹介した回向院別院も県道市川・松戸線を挟んですぐ向かいにあります。
今が見頃のスポットも多いと思いますので、市川駅や国府台駅から北総線の矢切駅や北国分駅まで、身近な紅葉スポットを巡るのはいかがでしょうか。
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市川市公式Webサイト・北西部水と緑の回廊
北国分と松戸市矢切市境近くにある愛宕神社参道入口には、とても大きいイチョウがそびえ立っています。
一見1本の大イチョウのようですが、実はほぼ同じ高さの2本のイチョウが並んでいて、枝が重なり合うようにして1本の木のような樹形を作っているという珍しい双子の巨樹です。
幹周は2本とも6メートル弱、樹高は約25メートルもあるそうで、高さだけで言えばなんと葛飾八幡宮の千本公孫樹より2メートルも高い!
ちなみに2本とも雄株なので銀杏の実はなりません。
市内のイチョウの中では色づきが最も遅く、例年12月上旬頃見事に黄葉します。2020年もそろそろ色付いてきてるかもしれません。
また、愛宕神社から東へ500メートルほど行ったところには小塚山公園があり、こんもりした丘の雑木林がほぼ同じ時期に紅葉します。
どちらも道の駅いちかわから約2キロで、じゅん菜池や回向院別院、下総国分寺なども近いので、道の駅いちかわからレンタサイクル(電動アシスト自転車が1日500円で乗り放題!)で紅葉スポットを巡ることもできますよ。
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市川市公式Webサイト「いちかわの巨樹」
🔊http://www.city.ichikawa.lg.jp/env02/1521000003.html
レンタサイクル情報
🔊https://www.michinoeki-ichikawa.jp/rentalcycle/
愛宕神社の最寄り駅は北総線の矢切駅で、徒歩約5分です。
市川市の北西端、船橋市境の柏井町にひっそりと佇む市民キャンプ場。
その「青少年の森」には市内では貴重なメタセコイアの大木が10本以上もあります。
中でも、奥にある大きなメタセコイアがサークル状に囲む広場はとっても素敵な雰囲気。
広々として静謐な空気に包まれ、ここが市川だということを忘れてしまいそうです。
メタセコイアは例年12月上旬に色づきが深まるので、今年もそろそろ見頃になってきてるかもしれません。
手前の管理事務所周辺には大きなモミジも数本並んでいて、メタセコイアとほぼ同じ時期に紅葉します。
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市川市公式Webサイト・いちかわ市民キャンプ場